人命救助で「72時間の壁」と言われるのはなぜですか?

人が水を飲まずに生きられる限界が72時間と言われ、また、広域災害で公的支援が届くまで3日かかる場合があるからです。阪神淡路大震災で救出された人の約8割は公的機関の救助ではなく、発災直後の近隣住民による救出により助かっています。地域住民で助け合える「共助」のしくみを整え、日ごろから訓練を積んでおくことがいかに大切かわかります。また、公的支援が届くまで少なくとも3日間は自力で生活ができるよう、備蓄をしておくことも重要です。