10/11(水) 千葉県船橋市湊中学校地域合同防災訓練

平成29年10月11日(水)、千葉県船橋市、船橋市立湊中学校において地域合同防災訓練が行われ、千葉県北部支部、BCNが共同で支援しました。湊中学校は年3回ほど、種々の訓練に参加させていただいていますが、今回はその中でも重要な訓練になります。我々の担当は2年生全員を対象とした実践的ロープワークと起震車です。ローテーションで行う他の訓練は体育館内で仮設トイレの設置訓練です。
昨年(2016年)も同様の訓練ですが、特徴はロープワークで、一般的な訓練方法であるロープの結び方を中心とした指導ではなく、水害で1階が水没している状態を想定し、水タンクを船で運んできたときに、その水タンクを2階にロープを使って引き揚げ、また、タンクを1階に降ろす訓練です。ロープの結び方そのものではなく、どのようなときにどのような結びが必要になるか、その利用方法からの結び方を学び、実際に利用してみるというまさに実践的なワークです。
1階と2階のチームに分かれ、まず、1階のチームが荷造り紐(玉のPPテープ)を2階に投げ、荷造り紐の端をつかみ、玉を1階に落とします。落とした玉紐をはさみを使わずに摩擦で切り、ロープに一重つぎで結びます。もう一端は水タンクに巻き結びと止め結びで固定し、準備ができたら2階のチームが補助ロープ(玉紐)を引き上げて、タンクまで引き上げます。ロープをほどき、引き解け結びで結んで1階に降ろしていき、接地したら引き解けを利用してロープだけ回収します。これで一連の作業が完了し、1階のチームと2階のチームが入れ替わって、同様の訓練を行います。
この方法は北部支部独自のもので、中学校に適当なベランダ部があるため、この方法を採りましたが、ロープワークの結び方中心の指導法ではなく利用中心の指導法も大いに進めるべきと感じています。
起震車はロープワークの訓練中に順次行い、全員が体験しました。

日時:平成29年10月11日(水) 13:30-15:30
場所:船橋市立湊中学校
参加:120名
スタッフ:12名
内容:ロープワーク、起震車

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