12/21(木) 千葉県立安房高校防災実技体験講習(千葉県館山市)

平成29年12月21日(木)、千葉県館山市、千葉県立安房高校にて防災実技体験講習が行われ、BCN、千葉県北部支部、東京都支部、千葉県防災士技術支援チームの混合チームで支援しました。
全校生徒720名と教職員数十名を対象に、心肺蘇生法、レジ袋活用法、搬送法を学年別にローテーションで行いましたが、1学年ずつのローテーションなので、一つの講習が240名になります。これまでにない多人数に対応するべく、防災士スタッフも20名を投入しましたが、それでも全体を把握するのは難しい状況でした。しかし、高校生たちはまじめな生徒が多く、積極性もあり、真摯な学習姿勢で臨んでいただいたため、何とか無事に訓練を終えることができました。
心肺蘇生法ではマネキン25体、あっぱくん20個、あっぱくんライト20個(学校提供)を使用し、約60班に分かれてできるだけ体験できるようにしました。30分という短い時間であるため胸骨圧迫の質の部分までは見て回れませんでしたが、生徒たちの一生懸命圧迫する様子は頼もしさを感じます。
レジ袋活用法では、各生徒達に1枚ずつレジ袋を渡し、袋の開け方、結び方、防寒、三角巾、おむつ、包帯といった様々なバリエーションを自ら試していただきました。良い意味でノリが良く、笑いを随所に加えて楽しみながら学習いただけたと思います。レジ袋の合間にクラスの代表者が地震体験を行い、生徒と教職員合わせて188名の方に体験いただきました。
搬送法では校舎の広めの通路を使用し、1クラスに1名の防災士が担当につき、6クラス同時に行いました。1クラス40名なので、何人かの代表者に徒手搬送や毛布搬送、応急担架などを試してみていただきましたが、普段行ったことのない訓練に皆さん前のめりで参加していました。
全生徒720名の実技3ローテーションに対応できるのか、少し不安がありましたが教職員の皆様の円滑な連携、防災士スタッフの臨機応変の対応、そして生徒達も非常に協力的でしたので実のある訓練になったと思います。また、私どもも反省点が多々見つかり、良い経験、良い勉強になりました。

日時:平成29年12月21日(木)
場所:千葉県立安房高等学校
参加:全生徒720名
スタッフ:20名
心肺蘇生法講師:榎本和幸防災士
レジ袋活用法講師:三浦美恵子氏
搬送法講師:松井防災士、谷防災士、渡邉防災士、鈴木防災士、佐藤防災士、高崎防災士
内容:心肺蘇生法、レジ袋活用法、搬送法、地震体験

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