5/27(火) 元禄津波慰霊碑巡り(白子町)
2025年5月27日(火)、白子町中央公民館での座学および近隣地域の伝承碑等をめぐる
NPO千葉県防災士会による「第1回フィールドワーク」が行われました。
参加者は、近隣の防災関係の皆様と当会関係者合わせて25名位で、午前が座学、午後が
マイクロバス(白子町生涯学習バス)による近隣の伝承碑等の見学でした。
座学の一つ目は、地元白子町文化財を守る会の片岡様による「池上文書からの教訓」で,
地元の池上了伯さんという方が体験した元禄地震(1703年:赤穂浪士討ち入りの翌年)についてのお話でした。
池上家に保存されている「一代記」を現代文にしたものを紹介いただきました。
二つ目は、NPO首都圏防災士連絡会の堀様による「迫りくる地震災害 南海トラフ地震・首都圏直下地震に備える」で、赤と青のうちわを上げ下げする聞き手参加型のスピード感あるお話でした。
地域のリーダーになろう。日本の国土は世界の0.25%、震度6以上が22%、津波30%、火山 7%などの内容でした。
午後の見学は時々小雨がありましたが、予定どおり9か所を約3時間で回ることができました。多くの伝承碑は地元有志の方の善意で保存されているようです。高層マンションからは白子町の地形(海抜1m以下の低地も)が俯瞰でき、九十九里のきれいな海岸線の先に犬吠埼が遠望できました。陸閘(りっこう)というものを初めて見ましたが、一般車道を塞ぐというもので大変勉強になりました。
公民館に戻り、振り返り(各人の感想)と理事長の総括で終了しました。
その後有志15名位で茂原に移動し、特にテーマ設定なしの談笑会を1時間程度行いました。
(松浦 記)/

白子町歴史研究家片岡氏による津波記録口座/

NPO首都圏防災士連絡会 堀講師にる講義/

平野に人口的に築かれた津波避難の丘「しらかた防災の丘」に登ってみた